ODKのイベントに参加して
デザイナーたちの実験的な取組?
先日、OSHIKAKE DESIGN KAGOSHIMA(通称:ODK)というイベントに参加。デザイナーが頼まれもしない所に押しかけてデザインするというプロジェクトというなんとも粋な企画です。
5回目となる今年のテーマは有機農業。
これまでの地域をベースにした展開から農家単位の広域展開に。
農業関係者巻き込んでのイベントは面白かったです。
認証マークの意味
なかでも頭を使ったのはデザイナーTさんが話した認証マークとその認識の話。高度な審査を持って認証した商品をどこまでの人が認識しているかということ。
つくったものを認識させるのは必須だと思います。
安心安全のマークだけれど、そこに至るまでにどれ程の労力がかかっているかはあまり知られていない。
その状況をどう打開するかは、たしかに重要な課題だなと。
むしろマークが有ることで消費者の思考が止まっている気さえもしたり。
認証から漏れたところにあるもの
それと同時に、認証制度がある一方で、認証から漏れる有機農業もあるということも自分のなかで気になりはじめました。有機農業に挑むということ自体は自由。
認証するしないも自由。
認証目指しているけれど、できない人ももちろんいる。
それは評価されるのか、されないのか、組合としてはどういうスタンスなのだろうか。
これまでの背景も考えるとなかなかにデリケートな問題だろうなと思いながら、これからデザイナーが5ヶ月使ってデザインを仕上げていく過程が楽しみだなぁと思いました。


