息子からよく言われます。
「バトルしようよ」
正直に言うと、これがちょっと苦痛でした。
ブロックでポケモンのようなモンスターを作り、それを戦わせる遊びです。
もちろん、息子と遊ぶこと自体が嫌なわけではありません。
問題は、ルールです。
というか、ルールがない。
「攻撃!」
「バリアあるから効かない!」
すべてが息子の裁量で決まります。
こちらがどんな攻撃をしても、息子が「効かない」と言えば効かない。
向こうが繰り出した必殺技は、だいたいものすごく強い。
何も面白くない。
これはいかん。
せめて、私も楽しめるくらいのゲーム性を持たせられないものか。
そこで、AIに相談してみることにしました。
着想にしたのは、私も子どもの頃に遊んだ「バトル鉛筆」です。
鉛筆を転がして、出た面によって相手にダメージを与えたり、特殊な効果を発動したりする。
運の要素があるから、大人と子どもでも勝負が成立します。
これをブロックモンスターのバトルに応用してみることにしました。
まず、モンスターを「攻撃型」「バランス型」「防御型」の3種類に分類。
タイプの違いで、サイコロの出目によって与えられるダメージが違ったり、ライフポイントが違ったり。
それぞれに特徴を持たせ、強すぎるタイプが生まれないようにゲームバランスを調整しました。
さらに、属性と相性の概念も導入。
(ただ、ここはまだ少し難しく、相性によって始まる前から勝負が決まってしまうこともあり、現在も調整中です。)
最初は1対1で戦わせていましたが、これだと相性次第ですぐに決着がついてしまう。
そこで、複数のモンスターを用意して戦うルールに変更しました。
「攻撃型」「バランス型」「防御型」は、それぞれ1体ずつしか使えない。
つまり、最大3対3。
誰を先に出すのか。相手を見て、次にどのモンスターを出すのか。
少しずつ考える余地も生まれてきました。
そして何より大きかったのが、
妻でも遊べるようになったこと。
これまでは息子の脳内にしかルールブックが存在しなかったので、第三者が参加するにはなかなかハードルの高い遊びでした。
でも、ルールをつくったことで、みんなが同じ条件で遊べるようになりました。
AIを使ってみると、こんなゲームまで一緒につくれるのかと感心しました。
息子の想像力だけで遊ぶ世界も、もちろん面白い。
でも、そこに少しだけルールを加えると、他の人も参加できる遊びになる。
ルールとは、自由を縛るためだけのものではなく、みんなが参加するためのものでもあるのかもしれません。
そして何より。
私の「バトルしようよ」に対する苦痛が、だいぶ薄れました。
これは大きな成果です。
