【Works】文化芸術による地域活性化講座アートマネジメント入門編2018【座学編】終了

昨年より講師兼ファシリテーターとして関わらせていただいている「文化芸術による地域活性化講座アートマネジメント入門編2018」の座学編が先週の土曜日で終了しました。

この講座は、鹿児島県が主催する初心者向けアートマネジメント講座。
受講生がアートマネジメントの知識を得ながら、企画を立て、広報・PRを考え、チラシのデザインを発注し、アート企画を実現していきます。
この一連の流れのなかで「アートマネジメント」の理解を深め、地域で展開できる人材を育成する内容で、座学編と実践編で分かれています。

自分の担当は「企画」。
企画の立て方や、企画の進め方などをお伝えしています。

「そもそもアートマネジメントってなに?」という方もいらっしゃると思いますが、以前書いた記事でもご紹介したように、アートマネジメントは、社会とアートをつなげるノウハウや、現代社会においてアートがどうあるべきかを考えること。

自分はアートの専門家ではないので、座学編ではどんな感じで地域にアートを(企画として)展開すると良さそうか?ということをお話しました。
こちらでお伝えしたポイントは以下。

・企画者は、アートの効能を理解して企画を立てる
・企画の基本は「問題を見つける」「対策を考える」
・良い企画は見つけるもの
 ▷「やりたいこと」「できること」「求められていること」の重なるところを探す

これらをグループワークを通して、検討しながら企画を組み立てて行きます。
すでに先週土曜日の講座で、宿題として考えてもらってきたものを見せていただきました。
受講生のみなさんしっかりと考えていただいていて、すぐにでもできそうなものもいくつかありました。

次回の講座から実践編がスタート。
10月のアート企画の実施開催に向けて楽しみになってきました。

[講座の組み立てで参考にした書籍]
林容子著,2004,進化するアートマネジメント
岡本太郎著,1999,今日の芸術
山崎亮+studio-L著,2015,山崎亮とstudio-Lが作った問題解決ノート
高橋憲行著,2009,企画書の基本とコツ
饗庭伸,2015,都市をたたむ

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